なかよし給食について

1. アレルギー児も安心して楽しめる給食

 一般的な保育園では、アレルギーを持つ子どもたちが他の子どもたちと一緒に食卓を囲むことが難しかったり、同じ食べ物を食べられないため、孤立感を感じたり、食事の時間が楽しくなくなることも少なくありません。しかし、私たち「空と虹の家保育園」では、アレルギー児も含めて全ての子どもたちが一緒に食卓を囲み、食事の楽しさを共有できるよう対策を講じています。

2. アレルギー対応の徹底

 私たちの園では、0歳から2歳児までの園児が安心して食事を楽しめるよう、三大アレルギー食材(卵、乳、小麦)などを代替、除去等した給食を提供しています。その結果、アレルギーを持つ子どもたちも、他の子どもたちと同じ食卓を囲み、同じ食べ物を楽しむことができます。この取り組みは、保護者の方々からも高く評価されています。

3. 自園調理の安心・安全な給食

 給食はすべて自園で調理しています。食材の新鮮さと品質にこだわり、毎日食べるお米は、顔の見える提携農家から直接購入しています。このお米は、安全で美味しく、子どもたちに大人気です。野菜や肉も厳選されたものを使用し、バランスの取れた栄養満点の給食を提供しています。

4. 食べる楽しさと健康を育む

 子どもたちにとって、給食の時間はただ栄養を摂取するだけでなく、楽しさやコミュニケーションを育む大切な時間です。同じ食卓を囲み、同じ食べ物を食べることで、子どもたちは自然と笑顔になり、お互いの存在を感じながら食事を楽しむことができます。これは、子どもたちの社会性や協調性を育む上でも非常に重要です。

5. 食育の重要性

 私たちの保育園では、食育にも力を入れています。食べ物の大切さや感謝の気持ちを育むため、子どもたちに作物や畑に集まる生き物に触れ合える機会を提供しています。それらの体験は、食べ物に対する興味や関心を高めるきっかけとなります。

6. のびのび個性豊かな成長をサポート

 「空と虹の家保育園」の保育方針は、「のびのび個性豊かに」です。子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、それぞれのペースで成長できる環境を提供しています。アレルギー対応もその一環であり、アレルギー児も含めて子どもたち全員が安全かつ楽しく過ごせるよう取り組んでいます。

7. 保護者の安心と信頼

 保護者の皆様にとって、子どもが楽しく安全に過ごせる環境は最も重要なポイントです。当園のアレルギー対応給食は、保護者の方々からも高く評価されており、多くの信頼をいただいています。子どもたちが毎日楽しく過ごし、安心して食事を楽しむ姿は、保護者の安心にもつながります。

ミニコラム 赤ちゃんとアレルギー

赤ちゃんのアレルギーは、生後数ヶ月から2歳頃までの間に発生することが多いです。特に、食物アレルギーは初めて食べた食品に対して反応が出ることがあり、初めての離乳食時期に注意が必要です。皮膚アレルギーとしては、アトピー性皮膚炎が乳児期に発症することがあり、環境や遺伝的要因が関与しています。


安全のための家庭での具体的な対策

赤ちゃんのアレルギー対策として、家庭で以下のポイントに注意することが重要です:

1. 新しい食材は少量から

離乳食を始める際には、新しい食材を一度に一種類ずつ、少量から試すことが基本です。初めての食材は午前中に与え、異常がないかどうかを観察する時間を確保しましょう。

2. 食材の成分を確認

市販のベビーフードやおやつを使用する場合、成分表示を確認し、アレルギー原因となる食材が含まれていないか確認しましょう。特に、乳製品、卵、小麦、大豆、ナッツ類は注意が必要です。

3. 清潔な環境を保つ

アトピー性皮膚炎の予防には、清潔な環境を保つことが大切です。定期的な掃除と適度な湿度管理により、ダニやホコリを減らすことで、アレルギー症状を軽減できます。また、赤ちゃんの肌に触れる衣類や寝具は、無添加の洗剤で洗い、よくすすぎましょう。

4. 医師との相談

アレルギー症状が見られた場合や心配な場合は、早めに小児科医に相談しましょう。医師の指導に基づき、適切な対策を講じることで、赤ちゃんの健康を守ることができます。

赤ちゃんのアレルギーは、早期発見と適切な対策が肝心です。家庭での細やかな配慮と専門家の助言を組み合わせることで、赤ちゃんが安全で健康に過ごせる環境を提供しましょう。